お菓子との上手な付き合い方を考える
家庭でのお菓子との付き合い方はどのようにされていますか?
この問題は、各家庭の価値観や食生活によって許容範囲が異なり、悩んでいる親子さんも多いと思います。
今回は砂糖をテーマにお子さんとの付き合い方について考えていきたいと思います。
各家庭の価値観と食生活
お子さんがお菓子を求める度に与えると、食べ過ぎの心配も出てきます。
子どものペースで与えると、ついつい与えすぎてしまうこともありますよね!
また、家庭ごとに異なる価値観や食生活によって、お菓子との付き合い方は様々です。
砂糖を減らした実験
ところで、砂糖の量を調整した実験の結果についてご存知でしょうか?
バージニア州の少年院で行われた実験では、子どもたちを通常の食事と砂糖を大幅に減らした食事の2つのグループに分けて行いました。
その後の経過観察の結果、砂糖を減らしたグループは、反社会的な行動が46%減少したことが分かりました。
しかし結果が偶然ではないかという疑念もあったため、翌年には8000人の規模で再実験が行われ、同じく約半数の効果が確認されました。
砂糖の摂取による体内のメカニズム
砂糖を取りすぎると急激に上昇する血糖値が、アドレナリンと呼ばれる攻撃的なホルモンの分泌を促します。同時に不安を引き起こすノルアドレナリンも分泌され、これが心の不調につながるのです。
砂糖が心に与える影響は、単なる体の不調だけでなく、心の安定にも関わることが分かります。
子どもの心と体を守るために
子どもの心と体を守るためには、砂糖の摂取量を見直すことが重要です。
ただし、砂糖を完全に断つのではなく、適切なバランスで楽しく付き合っていくことが大切です。
砂糖ゼロ生活は難しいため、手作りおやつを作ることで摂取をコントロールする方法もあります。
コツは無理に制限しないこと
砂糖制限を行う際には、無理な制限は逆効果となります。
また、市販のお菓子やジュースには砂糖以外にも様々な添加物が含まれているため、味覚のことを考えてもできる限り与えない方が良いと考えます。
飲み物で過剰に砂糖を摂取
特に気をつけたいのは甘い飲み物です。500㎖のペットボトルに約50gの砂糖が多く含まれます。
液体をダイレクトに腸で吸収するため、血糖値の急激な上昇を招いてしまうのです。身体に良さそうな果物ジュースも実は果糖が多く、糖化を進めてしまいます。
市販の果物ジュースは果物の栄養もほとんど摂れず、砂糖の過剰摂取に繋がるので注意が必要です。
まとめ
砂糖の摂取量を見直すことで、子供たちの心の安定や健康へのプラスが期待できます。無理な制限は避け、バランスを取りながら楽しくお菓子と付き合っていくことが大切です。
子どもの可能性や夢を引き出すためにも、お菓子との上手な付き合い方を見つけていきましょう。
お菓子やジュースを楽しむ際には、自己管理が大切になります。砂糖の摂取量を意識し、手作りおやつなどで工夫することで、子どもたちの心と体を守っていきましょう。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
今回は、以上です。